足がつるって困りますよね!レース中につると、本当に厄介です。しかし筋肉疲労で片づけないでください。足がつるなどの筋ケイレンは、予防することができます。
足が攣る原因
運動とは、筋肉の収縮(緊張)と弛緩(緩む)を繰り返しです。その筋肉が収縮したまま弛緩しないと「筋ケイレン」または「つる」という状態です。
筋肉の収縮スイッチ
筋収縮は、筋肉細胞にカルシウムイオンが侵入することで起こります。カルシウムイオンは、筋肉のスイッチ「ON」の役割をします。
筋肉の弛緩スイッチ
筋弛緩は、筋肉細胞からカルシウムイオンが放出されることで起こります。それを引っぱり出すのがマグネシウムで、筋肉スイッチの「OFF」の役割です。
足がつる2つの原因
足がつる原因は、マグネシウムが減ってしまったか、血流が悪くてマグネシウムが届かないかです。マグネシウムは骨の主要成分で、骨内に大量に貯蔵されています。不足すれば骨分解をして血中に放出します。しかし補充には一定の時間が必要で、骨自体が弱っていると放出すらできません。
血流量が低下は脱水症状で起こります。それ防止して保水力を高めるには、ミネラル(電解質)を充分にとった上での水分補給が重要です。
足がつり2つの対策
①マグネシウムを補給する
マグネシウムの推奨量は、1日270~370mgほどです。持久系は20~100mgを目途に、レース前と途中で摂取することが望ましいです。
②保水力を高める
体内にミネラル量が充分あると、脱水症状は起こりません。ミネラル(電解質)量が減ると、神経伝達が正常に行われるなくなるので、体はミネラル濃度を保とうとします。
ミネラルの中でも、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムの摂取で維持できます。栄養素は消耗品なので適時の摂取が望ましいです。